平均年収の盲点とは!?(女性向け)
結婚相談所での初回来店では、
女性にいくつかヒアリングをします。
年齢だったり、身長だったり、見た目だったり。
その中でも、お相手に希望する【年収】というのが、
割と優先順位が高かったりします。
その時よく聞かれるのが、『高知の男性の平均年収ってどのくらいですか?』
という質問。
国税庁の令和3年民間給与実態統計調査というものがあります。
これによると、全国の平均年収は【443万円】というデータが出ています。
これは、全国の男女を合算した平均年収ということになります。
これを聞いて、皆さんはどう思いましたか?
しかし、皆さん!平均年収というのは、大きな落とし穴があることをご存じでしょうか。
平均年収って、【普通の人が貰える年収】ってざっくりとはき違えている方も多いかと思いますが、実はこれには大きな誤りがあるんです。
分かりやすく例えますね。
ここに5人の社会人がいるとします。
一人目 180万円
二人目 380万円
三人目 250万円
四人目 520万円
五人目 8,000万円
これら5人を足して、5で割るというのが、平均年収の出し方なんですね。
一先ずこの5人の平均年収を割り出すと、
なんと、1866万円という数字になってしまいます。
これこそが平均年収の落とし穴なんです。
年収の下限というのは、最低賃金というものがあり、
最低でも一定の金額があるのですが、
上限に関しては、なかには莫大なお金を稼ぐ人もいます。
ですので、このように僅か数パーセントの人が、平均年収を釣り上げるという事態が
おきてしまうのです。
ですので、平均年収を参考にするのではなく、
【中央値】という指標を参考にするのが宜しいでしょう。
中央値とは、年収を順番に並べていって、ちょうど真ん中にある人の年収を指します。
では、日本の年収の中央値、これはいくらなのでしょうか。
男性が418万円
女性が334万円
トータルで、366万円という金額になります。
もちろん、これは全国の中央値なので、地方ではさらに低くなります。
女性は、こちらの中央値という指標をお相手選びの参考にしてみてはいかがでしょうか。