真剣交際からの破局とは‥‥。
今日は少しネガティヴなお話になりますが、
視野を広げるととてもポジティヴなお話ですので是非最後までお読みくださいね。
私も仲人経験が10年になりますので、今迄数々のご成婚に立ち会ってきました。
真剣交際とは、仮交際とは違い【二人が真剣に一対一で向き合う期間】となります。
私共の結婚相談所では、真剣交際の期間は基本的に1ヶ月で良いと考えております。
では、この1ヶ月に何をするか、というと、
まずはお二人の機微な個人情報、すなわち深い話をしてもらうという事です。
これは仮交際の時にお話しているカップルもいらっしゃいますが、
例えば、ご実家で信仰されている特定の宗教などがあれば、必ずお相手に告知しなくてはいけません。
ご本人が信仰されていなくても、お話されていた方が良いですね。
そして、もう一つは持病についてです。
これは、一見して目に見えない疾患ですね。例をあげれば、リウマチや心臓に疾患がある、他には通院歴があるなどです。
この2つを隠して結婚に踏み切っていたのでしたら、それは不誠実だと言わざるを得ません。
結婚相談所での結婚とは、後々『聞いてなかった』という事が無いように、お互い予め条件をお見せしている訳です。
そして、いざ結婚生活に突入するに辺り、ある程度の預貯金や、結婚後のお金の管理をどうするか?なども話しておいた方がいいですね。
ですので、こういった事を真剣交際中に話し合うことを勧めております。
そして、真剣交際中にしてもらう最も大切なことは、【親への挨拶】です。
これは私たちの相談所では、必須事項です。
なぜなら、何らかの理由で親の反対が入れば、この縁談はとても厳しいものになることを知っているからです。
特に女性側の親が難色を示すと、女性は気持ちがとても落ち込みます。
親に祝福されて結婚したい、という強い想いもあるからです。
ですので、私たち仲人もお互いのご両親へ挨拶に行く日は、とても気になります。
無事ご両親にも結婚を認められると、ほっと一安心で、ここからプロポーズの流れになります。
私の感覚では、真剣交際に発展して、ご成婚までいくカップルは、70%程だと感じます。
やはり30%程は何らかの理由で破局を迎えてしまいます。
しかし、成婚後に破談になるよりは、きちんと両家交えてお話をして真剣交際を終了した方が、
心の傷口も浅く、次に進みやすいと考えております。
冒頭に申し上げた、視野を広げると真剣交際終了もポジティヴになるといいうのは、そういうことです。
婚約後(ご成婚後)の破談、婚姻後に離婚になると、法的にも影響が出る事があり、精神的、経済的にも負担がかかることがあります。
ですので、真剣交際中はしっかりと仲人も交えて話し合い、この結婚に無理がないかをきちんと見極めて、
二人が納得した上で終了するのであれば、私は良い決断だと感じます。
お相手に不信感があったり、モヤモヤした状態で進むと決して良いことはありません。
私たち仲人は、真剣交際後破局になってしまった方には、前向きに次に進めるように、しっかりと寄り添って行きたいと考えております。
今日はとてもナーバスなお話になりましたが、ぜひ参考にしてみてください。