『ゲーム芸人フジタさん』の婚活を見て感じたこと
先日放送していたフジテレビ系『ザ・ノンフィクション』で、
私も大好きなお笑い芸人フジタさんが登場。
彼は、母親を43歳の若さで亡くし、父親のだらしなさから、
とても辛く、孤独な幼少期を生き抜いてきました。
フジタの小学生時分から、父親が愛人に夢中になってしまい、
親の愛情も与えられず、父親が一週間も家に帰って来なかったことも珍しくなかったそうです。
そんな彼の心の拠り所はいつもゲームでした。
ゲームでなら一番になれる。友達にも自慢できる。クラスの人気者になれる!と、
フジタさんは、毎日ゲームの腕を磨いていました。
それが芸人になった今の仕事にも活きていて、そんなブレないフジタさんが私は好きなのです。
やがて月日は流れて、父親もお金に困るようになり、
愛人にも見放され、父親は『アルツハイマー型認知症』に侵されてしまいます。
足腰も弱っていく父親を見て、フジタは、、
あんな怖かった父親がこんなに小さくなるんだ、と感じたと思います。
それでも、弱気になった父親に対して、優しく接しては感謝されたり、
時には叱り、喧嘩になったりで、30数年の時間を取り戻すかのように、
少しずつ親子の絆を取り戻していきました。
そして、前回の放送で、父親と同居をする決意をしたのです。
それだけではなく、フジタさんは、結婚相談所に入会し、かおりさんという交際相手と知り合い、
とても良好な関係に発展していきます。
フジタさんが結婚相談所に入会した動機は、
『父親に子供の顔を見せたい』だそうです。
あんなに悲惨な幼少期を過ごしていたフジタさんは、
家庭に良いイメージなんてないはずなのに、
父親に対してこの発言ができるというのは、なんて立派な人だと感じ、
涙なくしては見れませんでした。
お相手のかおりさんは、とても良さそうな女性で、
足の踏み場もないフジタさんの部屋を掃除することを提案してくれて、
途方もない量のゲームやごみの山を少しずつ、少しずつかたずけていました。
この放送されたまんまの、女神のような人柄だと良いな、と感じました。
フジタさんが彼女とこのままゴールインして、幸せな家庭を築いてほしいと願っています。
45歳のフジタさんが『結婚したい、親に孫の顔を見せたい!』という想いは、
40歳を越えた多くの男性とカウンセリングしてきた私にとって、
かなり心に刺さった瞬間でした。
彼のように、親が弱ってきたことがきっかけで、結婚を考える方も大勢いらっしゃいます。
そんな方の支えになれるよう、私たちも頑張ってご縁繋ぎをしていきたいです。